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欧州大企業、リストラで復活 日本企業との違いは?
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45196250T20C19A5000000/


ソフトバンクの孫会長はこう言っている。
「日本企業の経営者は、従来の事業に固執する。
最大の問題点は、ドメインの見直しができないところだ」

ドメイン(domain)とは、領地、領土、領域のことだ。
孫会長は「戦う領域」のことだと言う。



海外と違って、日本でリストラした企業が復活するケースはあまり無い。
その原因は、「追い込まれてから、下っ端から切る」せい。
早期退職などをやると、「やる気のある有能な人材から離れていく」のだ。

日本の組織は「体育会系のピラミッド」なので、
役員や体制はそのままにして、立場の弱い40代・50代を解雇して凌ごうとする。
役員・体制・戦略は変えずに、「立場の弱い下っ端に腹を切らせる」のだ。

海外の場合は、「追い込まれる前に、戦略を変え、役員から切る」
経営陣を変えて、戦略を立て直してから、会社を変えていく。





2850人削減へ 大規模早期退職者を出した富士通の社内事情
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/254946/3


富士通にしても、こう言っている。
「実は、本来会社が辞めさせたい人員は5600人でした。
そのうち面接でまだやる気があると見て、残した社員は2750人でした」

結局、日本企業は戦略とかドメインとかは、殆ど気にしない。
問題があると「社員がやる気がない」「社員が無能」などと言って下っ端のせいにする。
経営陣戦略ドメインなどを変えずに、下っ端を解雇して済ましてしまう。




三菱自動車の益子CEOなどは、「リコール隠し」が発覚するたびに、
「社風が悪いせいだ!」「社員に問題がある!」と公言していた。

【全ての組織は上から腐る】ので経営陣を一新しないと、組織は復活しない。
しかし、日本企業は腐ったサラリーマン経営陣が最後まで残ってしまうのだ。

たとえ、サラリーマン経営者が去っても、忠実な部下が経営者になってしまう。
先輩たちが苦労して築いてきた事業を「切り捨てる事」は困難なのだ。
だから、ドメインの見直しができない。