
WeWork暴露記事で孫さんピンチ。アダムCEOを更迭か
https://www.gizmodo.jp/2019/09/wework-burnt.html
WeWorkは、オシャレな内装の憧れのシェアオフィスとして、ユニコーン企業候補としてもてはやされていた。
しかし、経営の甘さが露呈し、IPOは延期、評価額が78%も下落。
暴露記事が出て、WeWorkもソフトバンクも反論できず、アダムCEOは退任した。
①ハイテク企業でもないクセに、評価額が異常に高い。
同業のシェアオフィス企業・IWGと比べるとWeWorkの評価額は10倍以上で、
しかも、IWGは黒字なのに、WeWorkは赤字と、経営内容もかなり悪い。
オラクルのCEOは、「WeWorkの企業価値はほぼゼロだ」 と酷評している。
②悪質な会計操作をしている。
WeWorkは、来年分の請求まで今年の売上として計上。
入居関連経費、 光熱費、ビル職員給与などの出費が赤字にカウントされていない。
つまり、収入を多く見せかけて、支出を少なく見せている。
③アダムCEOは7月に売り抜けている。
今年上半期は赤字が約972億円で、7月にさらに4億ドルを借り入れると発表、
その直後にアダムCEOはなんと、約735億円分の自社株を売った事が明らかになった。
その直後にアダムCEOはなんと、約735億円分の自社株を売った事が明らかになった。
④売り抜けたカネを悪事に使っている。
アダムCEOは売り抜けたカネで、不動産やスタートアップを買っている。また、自分でオフィスを借り、WeWorkに又貸しして賃料を取って私腹を肥やしている。
⑤商標「We」を創業者2人で買ってWeWorkに6.4億円で売りつけた。
共同創業者ミゲルと二人で「We」という商標を事前に買って、
WeWorkに約6億4000万円で売って儲けたそうです。
WeWorkに約6億4000万円で売って儲けたそうです。
WeWork CEO辞任でも復活しない収益構造と落ちたソフトバンクの評判
https://www.businessinsider.jp/post-199395
ニューヨーク大学のギャロウェイ教授は、
「昔、日本がやたら高価格でロックフェラーセンターやゴルフ場を買い漁ったら、すぐに不動産が暴落した。また日本が同じことをしている」と言う。
西山孝四郎さんも「日本人とドイツ人はいつも最後の買い手になって、その後に暴落する」と言う。
日本人とドイツ人は、ジェネラル・コンセンサス(国民の合意)で動くので、
ほぼ全員の合意が形成されてから動くので、一番最後に買い始める。
「最後の買い手」なので、売り抜けられず暴落し、ババを掴んでしまうのだ。
スタートアップはリスクが高いので、普通は投資額を5%以下にするのに、
ソフトバンクとその関連会社は、38%(1.3兆円)も投資している。
ソフトバンクが最初に投資したのは2012年で、以後、他社は投資していない。
つまり、孫さんだけが入れ込んでいる状態だ。
「WeWorkの運転資金は春まで持たない」と言われているが、
これだけ状況が酷いと運転資金を出すのはソフトバンクだけだろう。
追加でカネを出さないと、WeWorkは倒産するけど、資金を回収できる見込みは全くない。
これは、「1.3兆円を溶かしてしまった」と見るべきだ。
さらに、リセッションや、株式市場全体の暴落懸念もあり、
さすがの孫さんも、今回は乗り越えるのは難しいかも・・・・