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「債務の宴」静かな異変 米低格付け融資、資金流出続く
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO5009511021092019MM8000?unlock=1&s=4

日経も、「レバレッジドローン・バブル崩壊」の警鐘を鳴らし始めた。
レバレッジドローンは格付けが投機的等級(ダブルB格以下)の企業が対象で、
基準はゆるく、社債を発行出来ない信用の低い企業でも資金を調達できる。
一言で言えば、ジャンク債なのだ。


レバレッジドローンの新規融資額は、リーマン前の2007年は5318億ドルだったが、
2017年に6169億ドル、2018年も5280億ドルにのぼった。
だが、2019年4~6月に、新規融資額は約900億ドルと前年同期比で半減し、
この融資に投資するファンドからは2018年10月以降に380億ドルが流出した。


米国では7月以降、少なくとも5社のレバレッジドローンが不成立になった。
貸し倒れが懸念され始め、貸し手がつかなくなったのだ。
当然ながら、ローンの借り換えが出来ないと、企業は倒産していく。


現在の世界の企業債務は167兆ドルで、バブル期の2008年よりも5割近く増えた。
この11年で、企業債務が急速に膨張してしまったのだ。
最近は、貸し倒れが警戒され始め、新規融資が厳しくなっているので、
バンク・オブ・アメリカの経営者は、
景気減速で企業が負債の重みに耐えられなくなれば、倒産が大量発生する」と言う。




農林中金がCLOを大量購入、超低金利が広がるカラクリ
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/57670

かの有名な英国のエコノミスト誌が、日本の金融機関の愚かさを痛烈に指摘している。
レバレッジドローンは「CLO」という商品に姿を変え、世界に拡散し、
日本の農林中金が8兆円、三菱UFJが2.6兆円、ゆうちょ銀行は1.3兆円も保有している。

レバレッジドローンは、サブプライムローンと構造が非常に似ており、
第2のサブプライム問題になっている。

しかし、日本のマスコミは殆ど報じないし、多くの日本人は気付いていない。
さらに悪いことに、日本の金融機関はリスクを全く理解していない・・・・


新版 バブルの物語
ジョン・ケネス・ガルブレイス
ダイヤモンド社
2008-12-19