レナウン経営破綻 社長「不在」、四半世紀の悲劇
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59213360W0A510C2EA5000/

1902年創業の老舗企業レナウンが、
5/15に子会社から申し立てられ、民事再生法の手続き開始決定を受けた。

関係者によると、「レナウンの経営が混乱し法的整理ができないので、
異例の子会社による申請に踏み切った」という。



もともとレナウン経営陣には危機感が薄かった。
中興の祖的な存在の元会長の遺言で社長になった人物は1994年、
バブル崩壊後の業績不振の責任を取って代表権をもったまま副社長に降格、
代わりに気心の知れた人物を社長に据えた。

要するに、経営陣を仲良しで固めて「企業を私物化」していた訳。
ダーバン、アーノルノドパーマ、アクアスキュータムなどのブランドを持っており、
「ウチはブランドが沢山あるからなんとかなる」という認識だったようだ。



コロナショックがトドメを刺した形だが、
12月に大赤字を出しており、破綻は時間の問題だった。

百貨店もそうだが、
「バブル期の余韻を引きずった企業」だったと言える。



2020年4月の景気DIは前月比6.7ポイント減の25.8となり7カ月連続で悪化、
前月に続いて過去最大の下落幅を更新した。
https://www.tdb-di.com/2020/05/summary202004.pdf

「2・3ヶ月で売上が元に戻る!」と強弁する経営者もいるが、
帝国データバンクの景気DI予想では、10月まで落ち続けるし、
その後も鍋底を這うようなヒドい景気が続く。

「景気の谷+消費増税+コロナショック」の威力は世界恐慌並だ。
「今ダメな企業」は潔く撤退した方が傷は浅くて済むだろう。