ジャパンディスプレイ(JDI)の決算資料が話題になっている。
後半にパワーポイントの資料がそのまま付いている。

しかし、これでは「話の内容」は殆ど解らない。
投資家向けの資料なのだから、これではマズイ。

話自体が具体性のない曖昧な内容なのだが、
せめて、話を文字起こしして載せるべきだろう。



JDIは、昨年度の決算まで6年連続赤字だった。
しかも、去年12月までの9か月間の決算は、229億円赤字で、
主要顧客のアップルが、スマホに有機ELを採用し、
液晶パネルの販売が減ったことが業績に影響した。

技術的に有機ELに対応できず、
主要顧客のアップルが買わなくなったから、もうオワコンだ!




JDIは去年、「6年半もの不正会計」がバレたが
第三者委員会の報告書は終始あいまいな表現だった。



JDIは、日立製作所、東芝、ソニーの中小型ディスプレイ事業を、
官製ファンドの主導で統合して2012年に誕生した日の丸液晶メーカーだ。

しかし、9割を国が出資しているから緊張感がない。
事業がダメになっても国が助けてくれるから、幹部は安泰だ。

下っ端の社員は解雇されているが、上層部は痛くも痒くもない。
不正会計や横領がバレても、ナアナアになって大して追求されない。



そもそも、日の丸液晶、日の丸ジェット、日の丸メモリなど、
「日の丸」がつくとロクな事にはならない。

20年前と違い、技術や人材レベルの優位性が無いのに、
「日本の技術はスゴイ!」という誤った認識だからオカシクなる。



日本沈没(上) (角川文庫)
小松 左京
KADOKAWA
2020-04-24