殆どの人は気づいていないが、「物流の大革命」が起きていた。
昔はダンボールではなく、木箱に緩衝材としてワラなどを詰めて運んでいた。
コンテナがない時代は、丈夫な木箱でないと押し潰されるからだ。
コンテナやパレットによって、安く・安全に運べるようになり、
それによって木箱からダンボールに変わったワケ。
これは良い事ばかりではなく、「世界のフラット化」を招き、
安い海外製品に侵食されたり、日本人の年収が下がったりしている。
物流の効率化は、日本の高度成長期には追い風だったが、
バブル崩壊後の1990年代からは逆風になった。
日本は人口ボーナス終了後に、経済戦争に勝てなくなった。
つまり、効率化は成長期の国には追い風になるが、
「衰退期の国には厳しい」のだ。
これはIT革命にも当てはまる。
実際、ITやAIで伸びているのは、米国・中国・インドなどで、
日本は技術者が少なく、アプリもロクに作れない・・・